前回の「旅のしおり編」では、どんな行程なら別府温泉を効率よく楽しめるかを、タイムテーブル付きでご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際の旅で出会った感動や情景を追体験していただくことを目的としています。
この記事を読めば――
- 日本一の源泉数を誇る別府温泉の魅力
- 地獄めぐりで体感する自然の迫力
- 関サバ・関アジや豊後牛といった大分グルメの味わい
- 老舗宿・ホテル白菊での宿泊体験
これらを五感とともに共有でき、「自分も別府に行ってみたい!」という気持ちが自然に膨らむはずです。
👉 行程全体を知りたい方は、まず【別府温泉 旅のしおり編】をご覧ください。
別府温泉の歴史と逸話
別府温泉は、源泉数・湧出量ともに日本一。古代から人々に利用され、江戸時代には豊後国を代表する湯治場として賑わいました。
明治以降は西洋式の温泉療法も導入され、国内外から訪れる観光地へと発展。現在も「別府八湯」と呼ばれる8エリアがあり、多彩な泉質を誇る“温泉のテーマパーク”として知られています。
感想:町全体から湯けむりが立ち上る光景を見た瞬間、「ここは温泉そのものが生きている」と感じました。歩くだけで体がほぐれるようで、歴史と日常が重なり合う特別な空気を味わえました。


泉質レビュー:多彩な別府の湯
別府八湯には単純泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉などが揃い、ホテル白菊でも自家源泉をかけ流しで楽しめます。
肌にやさしくまとわりつくお湯は、湯上がり後にしっとり感が残り、「美肌の湯」と呼ばれるのも納得でした。
感想:夜の露天風呂で湯けむりに包まれながら見上げた星空は、まるで湯と空がひとつにつながっているかのよう。湯に浸かるほどに体の奥の緊張が解け、時が止まったような静寂を味わいました。

街歩きと観光スポット
地獄めぐり
海地獄の鮮やかなブルー、血の池地獄の深紅、鬼石坊主地獄の灰色の熱泥――個性豊かな“地球の鼓動”を間近に見ることができます。
感想:蒸気が轟音を立てて噴き上がる光景は圧巻で、自然のエネルギーを全身で浴びているようでした。湯の色、匂い、音…五感すべてに訴えかけてくる体験に、思わずシャッターを切る手が止まりませんでした。




ご当地グルメレビュー
感動の一品:関サバ・関アジの刺身
関アジは身が締まりつつも脂がのっていて、噛むごとに旨味が広がります。関サバはほどよい脂と透き通るような身質で、青魚特有のクセが全くなく、驚くほど上品な味わいでした。
感想:大分に来たからこそ味わえる“本物の関サバ・関アジ”。醤油をつけるのが惜しいほど素材そのものが美味しく、口に入れた瞬間に「これが旅先でしか食べられない特別な味だ」と感動しました。


豊後牛のしゃぶしゃぶ
美しいサシの入った肉を熱い出汁にくぐらせると、瞬く間に色が変わり、口の中でとろけるように柔らかい。豊かな香りと甘みが広がり、贅沢なひとときでした。
感想:口に含んだ瞬間の「ふわり」とした甘みと旨みは、まさに別府の夜を彩るご馳走。体が喜んでいるのがわかるほど、忘れられない味わいでした。


博多ラーメン(1日目)
豚骨スープの濃厚さと替え玉文化。旅のスタートを飾る一杯に心が躍りました。
別府冷麺(2日目)
コシの強い麺とあっさりスープにピリ辛キムチが合わさり、観光の合間に嬉しい一皿でした。

宿泊レビュー:ホテル白菊
歴史と由緒
昭和25年創業。別府駅から近い立地ながら、落ち着いた雰囲気で“別府の迎賓館”と称される老舗宿です。長年にわたり国内外からの観光客を迎え、大分の食と湯を提供してきました。
温泉
大浴場と露天風呂で自家源泉の湯をかけ流し。夜は星空、朝は清々しい空気の中で、湯と自然の調和を楽しめます。
料理
夕食は会席料理で、関サバ・関アジの刺身、豊後牛のしゃぶしゃぶなど、大分ならではの味覚が並びました。海と山の幸を同時に堪能できる贅沢な献立です。
部屋
和モダンの落ち着いた空間。窓の外には温泉街の灯りと湯けむりが揺れ、旅情を深めてくれます。
感想:特に心に残ったのは、夜の露天風呂を上がってから部屋に戻り、窓を開けた瞬間。涼やかな風と湯けむりの香りが入り混じり、別府の町全体が「おかえり」と語りかけてくれるようでした。
📝 まとめ|別府温泉のおすすめポイント
- 日本一の源泉数を誇る多彩な泉質
- 海地獄・血の池地獄など地獄めぐりの圧倒的迫力
- 関サバ・関アジや豊後牛など大分ならではの美食
- 老舗宿「ホテル白菊」で味わう安心と贅沢なひととき
別府は、温泉・自然・食が三位一体となった日本屈指の温泉地。
短い滞在でも深い満足を得られる、まさに「温泉王国」の名にふさわしい場所でした。
👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。今回の旅で特に印象に残った「地獄めぐり」をモチーフに、別府温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!
インスタグラムにも旅行の写真を掲載してみます。ご覧いただけたら嬉しいです。
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