前回の「旅のしおり編」では、月岡温泉を効率よく楽しむための1泊2日モデルコースをタイムテーブル付きでご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際に旅で出会った感動や情景を追体験していただくことを目的としています。
この記事を読めば――
- 「美人の湯」と呼ばれる月岡の硫黄泉の魅力
- 新潟の寿司や日本酒、そして宿で出会った感動の一品「ノドグロの塩焼き」
- 豪華旅館「華鳳」での宿泊レビュー
- 残雪の3月ならではの旅情
を五感とともに共有でき、「自分も月岡に行ってみたい!」という気持ちが自然と膨らむはずです。
👉 行程全体を知りたい方は、まず【月岡温泉 旅のしおり編】をご覧ください。
月岡温泉の歴史と逸話
月岡温泉は大正時代に石油の試掘中に偶然湧き出した温泉がはじまり。
今では「美人の湯」として全国に知られ、エメラルドグリーンの湯色と強い硫黄の香りが特徴です。硫黄濃度の高さは全国有数で、美肌効果が期待できることから女性に特に人気があります。
感想:3月上旬の新潟は、まだまだ雪が残る季節でした。月岡温泉街に近づくと、雪解けの湿った空気とともに硫黄の匂いがふわり。冬と春の狭間ならではの空気に、「これぞ雪国の温泉地に来たんだ」と旅心が一気に高まりました。

泉質レビュー:美人の湯・月岡温泉
- 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張高温泉)
- 特徴:エメラルドグリーンに輝く硫黄泉。肌をつるつるにし、硫黄特有の香りが漂う。
感想:雪化粧した庭園を眺めながら露天風呂に浸かると、湯面に映り込む白と翡翠色のコントラストが幻想的でした。冷たい外気と熱い湯の温度差が心地よく、肩まで湯に浸かると全身がふわりと解けていくよう。湯上がりの肌は驚くほどしっとりしていて、「美人の湯」の名を実感しました。
ご当地グルメレビュー
感動の一品:華鳳の夕食「ノドグロの塩焼き」
会席料理の中でも一際存在感を放っていたのが、ノドグロの塩焼き。脂のりが最高で「白身のトロ」と呼ばれる理由を実感しました。

感想:箸を入れた瞬間、じゅわっと脂があふれ、皮は香ばしく身はふっくら。塩だけのシンプルな味付けが旨味を引き立て、「これ以上ない贅沢だ」と心から思いました。まだ雪が残る夜に、熱燗とともにいただくノドグロは格別で、この旅一番の感動グルメになりました。
新潟駅前の寿司
新鮮な甘エビや白身魚は、米どころ新潟のシャリと見事に調和。昼から寿司と地酒で贅沢気分に。

ぽんしゅ館で日本酒試飲
各地の銘酒を少量ずつ楽しめる「日本酒テーマパーク」。雪国の酒は冷えた体に染みわたり、個性の違いを飲み比べるのが楽しかったです。


長岡「花火館」のランチ
資料館併設レストランでラーメンを食べました。フードコートになっており、複数のお店から選ぶことができます。
宿泊レビュー:白玉の湯 華鳳
歴史と由緒
「白玉の湯 華鳳」は、月岡温泉を代表する高級旅館のひとつ。
1990年代に開業し、広大な日本庭園と自家源泉「白玉の湯」を誇ります。月岡温泉の中でも特に格式ある宿として知られ、国内外から多くの旅行客を迎えてきました。
“白玉”の名は、硫黄泉に浸かると肌が白玉のようにつるつるになることから付けられたといわれています。

温泉
広大な日本庭園を望む大浴場と露天風呂。残雪の庭と翡翠色の湯のコントラストが忘れられません。
感想:夜の露天風呂では、湯気越しに雪が月明かりに照らされ、まるで水墨画のような景色が広がっていました。湯に浸かりながら静けさに包まれると、時間の流れがゆっくりとほどけていくようでした。
料理
や会席料理は新潟の旬が詰まった献立。ノドグロの塩焼きに加え、海の幸を使った料理が特に印象的でした。


部屋
和洋室の窓からは雪残る庭園。朝日を浴びて輝く雪景色を眺めながらの目覚めは、この時期ならではの贅沢でした。


まとめ|月岡温泉のおすすめポイント
- エメラルドグリーンの「美人の湯」で肌つるつる
- 感動の一品は華鳳の夕食「ノドグロの塩焼き」
- 寿司、日本酒、長岡グルメで新潟の美食文化を堪能
- 雪の名残が残る3月ならではの静けさと旅情
- 豪華旅館「華鳳」での特別な一泊
月岡温泉は、湯・食・雪景色の三拍子を楽しめる「大人のご褒美旅」にふさわしい温泉地でした。
👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。今回の旅で特に印象に残った「美人の湯」をモチーフに、月岡温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!
インスタグラムにも旅行の写真を掲載してみます。ご覧いただけたら嬉しいです。
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