旅行前に一生懸命スケジュールを立てたのに――
- 観光地を詰め込みすぎて移動ばかりでクタクタ
- ランチのタイミングを逃して結局コンビニ飯
- 温泉に着くころには疲れ切って、楽しむ余裕がなかった
こんな経験、ありませんか?
実は、多くの人が「行程を組んだけど思った通りにいかない」という失敗をしています。せっかくの温泉旅行がグダグダになってしまうのは本当にもったいないこと。
そこで今回は、無理なく温泉旅行を満喫できる「黄金の型」 をご紹介します。
この型に沿ってプランを立てれば、
- 1泊2日でも「観光・グルメ・温泉」がしっかり楽しめる
- 2日目昼に自然と区切りがつき、帰宅にも次の宿泊にもつなげやすい
- どの温泉地にも応用できる
そんな「ブレない行程作り」ができるようになります。
モデルコース作成の基本型(1泊2日)
1日目の流れ
- 午前:出発 → 交通都市(大都市ターミナル)に到着
- 観光①:交通都市からすぐ行ける観光地を1つだけ
例:神戸なら北野異人館街、仙台なら瑞鳳殿、松本なら松本城 - 昼食(グルメ①):交通都市でその土地らしいランチ
例:神戸の洋食、仙台の牛タン、松本のそば - 午後:温泉地へ移動(できれば1〜2時間以内)
- 観光②:温泉地そのもの(温泉街散策、源泉、寺社など)
- 夕方〜夜:旅館チェックイン → 温泉入浴
- 夕食(グルメ②):宿の会席料理・郷土料理(ご当地食材が主役)
- 夜:温泉街の夜散歩やライトアップ鑑賞
2日目の流れ
- 早朝:朝風呂(露天や貸切風呂で贅沢な時間)
- 朝食:宿の和洋朝食
- 午前:チェックアウト後、温泉地から1〜2時間圏の観光スポットへ(多くても2つまで)
- 観光③:温泉地近郊の観光地
例:神戸なら南京町、松島なら瑞巌寺と遊覧船、松本なら安曇野 - 昼食(グルメ③):観光地で名物グルメ
例:南京町の中華、松島の牡蠣や海鮮丼、安曇野のわさびグルメ - 午後:旅終了 → 帰路につく or 次の宿泊地へ移動
この型のメリット
- グルメが自然に三本柱で揃う
- 1日目昼=交通都市の味
- 1日目夜=宿のご当地会席
- 2日目昼=近郊観光地の名物 - 観光のバランスがよい
- 初日は交通都市+温泉地を無理なくセット
- 翌日は温泉地近郊で“もうひとつの土地の魅力”を追加 - 余白が生まれるから自由度が増す
一見すると「観光は1日目は2つ、2日目は1つ」と制限されているように感じるかもしれません。
でも実際はその逆で、この型を守ることでむしろ時間的な余裕が生まれます。
私自身も旅の途中で、
- 思ったより移動がスムーズで時間が余った
- 温泉街を歩いていて偶然カフェや小さな神社を見つけた
- 帰り道に「せっかくだからもう一カ所」と立ち寄れた
そんな“予定外のプラスアルファ”を楽しめたことが何度もあります。
詰め込み型の行程では小さな寄り道で全体が崩れてしまいがちですが、この型なら「ここまで回れれば満足」という安心ラインがあるため、余白が自由を生み出すのです。
- 2泊以上の旅行にも対応可能
- 2日目昼で旅が一度「区切り」となるので、そのまま帰宅してもいいし、次の温泉地に移動して再び「1日目型」を繰り返すこともできる。
実例:有馬温泉の場合
- 1日目観光①:北野異人館街(神戸中心部)
- 1日目グルメ①:三宮で神戸洋食ランチ(ビーフカツレツやオムライス)
- 1日目観光②:有馬温泉街(湯本坂・炭酸泉源・太閤の湯殿館)
- 1日目グルメ②:旅館で神戸牛の会席料理
- 2日目観光③:南京町(+メリケンパークなど近接地)
- 2日目グルメ③:南京町で中華ランチ(小籠包や豚まん食べ歩き)
この流れなら、観光もグルメも温泉も無理なくバランスよく楽しめます。
まとめ
温泉旅行の行程作りで大事なのは、
- 1日目=交通都市+温泉地
- 2日目=温泉地近郊で観光+ランチ
というシンプルな型を守ること。
そして、グルメは「交通都市」「宿」「近郊観光地」の三本柱を押さえると、無駄がなく土地の魅力を味わい尽くせます。
次の旅行では、もう「詰め込みすぎてクタクタ」「ご飯を逃して残念」なんてことはありません。
この型を参考に、自分らしい最高の温泉旅行をデザインしてみてください。
次はお待ちかね「ご当地グルメ北海道・東北編」です。
インスタグラムにも旅行の写真を掲載してみます。ご覧いただけたら嬉しいです。
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