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つなぎ温泉 レビュー編 ~御所湖の静寂に包まれる、盛岡の癒し湯~

前回の「旅のしおり編」では、盛岡の街歩きから御所湖畔の名湯・つなぎ温泉を訪れる1泊2日のルートをご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際の旅で感じた 湖畔に映る夕暮れ、硫黄の香りに包まれる湯浴み、そして盛岡グルメの感動 を追体験していただくことを目的としています。

この記事を読めば――

  • つなぎ温泉が“盛岡の奥座敷”と呼ばれる理由
  • 御所湖を望む露天風呂の癒しと四季の情景
  • 盛岡冷麺・ももどり・牛乳ラーメンなど、岩手ご当地グルメの実力
  • 東北の自然がもたらす静寂と、心がほどける宿時間

これらを五感とともに共有でき、「自分もつなぎ温泉に行ってみたい!」という気持ちがきっと芽生えるはずです。

👉 行程全体を知りたい方は、まず【つなぎ温泉 旅のしおり編】をご覧ください。


つなぎ温泉の歴史と逸話

つなぎ温泉は、岩手山の麓・御所湖のほとりに湧く名湯。
平安時代、源義家が愛馬を穴のあいた石につないで入浴したことから、“つなぎ”という名がついたともいわれています。
古くから“盛岡の奥座敷”として親しまれ、湖と山に囲まれた穏やかな風景は、訪れる人の心をゆっくりと解きほぐします。

感想:
盛岡駅からバスで約30分。市街地を抜け、湖面が見え始めると、空気がふっと変わりました。
御所湖を渡る風はやさしく、どこか懐かしい。
「この風の中で湯に浸かれば、きっと何かを取り戻せる」――そんな予感がしたのを今でも覚えています。


泉質レビュー:やわらかに香る硫黄泉

つなぎ温泉の泉質は 硫黄泉(単純硫黄泉)
ほのかに硫黄が香り、湯は無色透明で肌にしっとりとなじみます。
湯上がりはポカポカが長く続き、“湯冷めしにくい東北の湯”としても知られています。

感想:
夕暮れ、露天風呂に浸かると、湖面がオレンジ色に染まり、風が湯けむりを揺らしました。
頬にあたる秋風と、湯のぬくもりの対比がなんとも心地よく、
「これぞ東北の温泉」と思わず呟いてしまうほど。
湯から上がったあと、館内の畳に座って御所湖を眺めていると、時間がゆっくりと流れていきました。


ご当地グルメレビュー

感動の一品①:ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺

盛岡といえば、まずはこれ。
ツルツルと弾力のある麺に、キムチの辛味とフルーツの甘みが絶妙に溶け合います。

感想:
冷たいスープをひと口含んだ瞬間、シャキッと体が目を覚ますような感覚。
麺のコシとキムチの辛さ、スープの旨み――そのバランスが完璧で、
「寒い地域なのに冷麺?」という疑問が一瞬で消えました。
東北の人々が寒さに負けない“元気の味”を作り上げたんだと感じました。


感動の一品②:ももどり駅前食堂の“ももどり”

盛岡駅前で味わえる人気の一品。
鶏モモ肉を豪快に焼き上げ、外はパリッと、中はジューシー。
鉄板で焼き上げられる香ばしい匂いが食欲をそそります。

感想:
噛んだ瞬間、肉汁があふれ、スパイスがほどよく効いていて絶妙。
「ビールが欲しくなる」なんて言葉はこの料理のためにあるのかもしれません。
地元の人たちが笑顔で頬張る姿も印象的で、盛岡の人情を感じる温かい味でした。


感動の一品③:小岩井農場の牛乳ラーメン

翌日訪れた小岩井農場の名物。
ミルクベースのスープにバターが溶け、やさしいコクが広がる人気メニュー。

感想:
最初のひと口で、「こんなに癒されるラーメンがあるのか」と驚きました。
ミルクのまろやかさがスープを包み込み、寒い東北の空気にぴったり。
デザートのソフトクリームまで含めて、牧場らしい“自然のごちそう”でした。


宿泊レビュー:つなぎ温泉「四季亭」

歴史と由緒

御所湖のほとりに建つ老舗旅館「四季亭」。
昭和中期に創業し、地元・盛岡の文化人や旅人たちに長く愛されてきました。
“湖とともに過ごす宿”として知られ、全客室から御所湖の景色を望むことができます。

👉 この宿の様子(写真)はこちら▶(楽天トラベル)

温泉

大浴場・露天風呂ともに源泉かけ流し。
湯けむりの向こうには湖の静けさが広がり、夜は月が水面を照らします。

感想:
夜、誰もいない露天風呂に入ると、湯気の向こうで月明かりがゆらゆら。
静けさに包まれながら湯に身を沈めると、まるで時間ごと癒されていくよう。
“湖の音”という言葉があるなら、それはきっとこの宿で聞ける音だと思います。

料理

季節の会席料理は、山菜、岩魚、前沢牛など東北の旬が満載。
地酒との相性も抜群で、ひと皿ひと皿に料理人の誠実さが感じられます。

感想:
特に印象的だったのは、岩魚の塩焼きと山菜の小鉢。
滋味深い味わいに、「この土地の自然が料理そのものになっている」と感じました。
派手さではなく、“心に沁みる美味しさ”がここにはあります。

部屋

畳の香りと障子越しの光に包まれる和室。
朝、窓を開けると湖面に朝日が反射し、鳥の声が遠くから響いてきます。
東北の朝――それは、静けさの中に確かな生命を感じる時間でした。


まとめ|つなぎ温泉のおすすめポイント

  • 盛岡から30分、御所湖畔の“静寂の温泉地”
  • やわらかな硫黄泉が心と肌を癒す名湯
  • 冷麺・ももどり・牛乳ラーメン、岩手グルメの充実度
  • 湖と湯が一体となる「四季亭」での極上の宿泊体験

つなぎ温泉は、“東北のやさしさ”が形になったような場所でした。
湯けむりの中に、湖の光と人のぬくもりが溶けている。
どこか懐かしく、それでいて新しい――そんな不思議な癒しがここにはあります。

👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。
今回の旅で特に印象に残った「湖と湯けむり、そして盛岡の食文化」をモチーフに、
つなぎ温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!


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