前回の「旅のしおり編」では、熱海から倉吉までのアクセスや効率よく三朝温泉を楽しむ行程をご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際に旅で感じた温泉の力強さや食の感動、街歩きの趣を追体験していただくことを目的としています。
この記事を読めば――
- 世界屈指のラジウム泉に浸かったときの不思議な癒やしの感覚
- 夕食で味わったノドグロや鳥取和牛の贅沢な味わい
- レトロな温泉街で感じた素朴で温かな時間
を五感とともに共有でき、「自分も三朝温泉に行ってみたい!」という気持ちが自然に膨らむはずです。
👉 行程全体を知りたい方は、まず【三朝温泉 旅のしおり編】をご覧ください。
三朝温泉の歴史と魅力
三朝温泉は約850年前、源頼朝の家臣・大久保左馬之祐が白狼に導かれて発見したと伝わる名湯です。
「三度朝を迎えると元気になる」ことから「三朝」と名付けられ、古来より湯治場として親しまれてきました。
世界屈指のラジウム泉として知られ、浴槽に浸かるだけでなく吸入による効果も期待される珍しい泉質。国内外から「奇跡の湯」と称され、多くの人々を癒やし続けています。
感想:湯に浸かると、体の芯からじんわりと温まりながら、不思議と呼吸まで軽くなる感覚がありました。単なるリラックスではなく「湯そのものが体を調整してくれる」ような実感。三朝温泉ならではの特別な体験でした。

ご当地グルメレビュー
駅弁:金目鯛の弁当
新幹線の車内でいただいた駅弁。照り焼きにした金目鯛の香ばしさと脂の旨味が、ご飯にしみ込み絶妙な一体感を生んでいました。窓の外の景色を眺めながらいただくと、旅のスタートから気分が高揚しました。

姫路名物:アーモンドトースト
姫路駅で購入。たっぷりのアーモンドバターが塗られた香ばしいトーストは、甘さと香りがクセになる味。ちょっとした寄り道で地元の味に触れられるのも鉄道旅の醍醐味です。

宿の夕食:ノドグロ&鳥取和牛
夕食会席のハイライトは、脂が口の中でとろけるノドグロの塩焼きと、旨味がぎゅっと詰まった鳥取和牛のしゃぶしゃぶ。どちらも「これを食べるために鳥取に来た」と思える感動の味わいでした。




温泉街での一品:三朝ヨーグルト
散策中にいただいたヨーグルトドリンク。ほんのり酸味とコクがあり、湯上がりの体にすっと染み込む爽やかさ。地元ならではの小さな発見が嬉しい一杯でした。

宿泊レビュー:依山楼岩崎
歴史と由緒
昭和初期創業の老舗旅館で、三朝温泉を代表する名宿。文豪・与謝野晶子や川端康成も投宿した歴史があり、館内には当時を偲ばせる品々も残されています。

温泉
名物は「回遊式大庭園風呂」。複数の湯船を庭園を歩くように巡れるスタイルで、まるで湯の迷路に迷い込んだよう。ラジウム泉の効能を存分に楽しめる贅沢な空間でした。
部屋
和の落ち着きを基調にした客室からは、三朝川や庭園を一望。窓を開けると川のせせらぎが届き、自然と深い呼吸になりました。
感想:夜の大浴場で、星空を仰ぎながら浸かる時間は忘れられません。ラジウム泉の湯気に包まれながら、空と大地が一体となるような感覚に、「ここでしか味わえない贅沢だ」と心から思いました。

📝 まとめ|三朝温泉のおすすめポイント
- 世界屈指のラジウム泉でしか得られない特別な癒やし
- ノドグロと鳥取和牛という山陰の贅沢な味覚
- 文人も愛した老舗宿「依山楼岩崎」で過ごす特別な一夜
- レトロで落ち着いた温泉街で感じる素朴な情緒
三朝温泉は、温泉の効能だけでなく「時間をゆっくり味わう贅沢」を与えてくれる場所でした。訪れた人の体と心を整えてくれる、まさに“奇跡の湯”です。
👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。今回の旅で特に印象に残った「ラジウム泉と回遊式大庭園風呂」をモチーフに、三朝温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!
インスタグラムにも旅行の写真を掲載してみます。ご覧いただけたら嬉しいです。
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