湯けむりに包まれた木造三層楼。塔の上で時を告げる太鼓の音。
愛媛・松山の「道後温泉本館」に足を踏み入れると、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。
日本最古と伝わる温泉は、神話や文学の舞台にも登場し、現代まで人々を癒し続けてきました。
この記事では、道後温泉の歴史や泉質、観光スポット、愛媛グルメ、宿泊、さらに1泊2日のモデルコースまでを詳しくご紹介。
読めば「道後温泉のすべて」がイメージでき、旅の計画がぐっと具体的になるはずです。
道後温泉の魅力と歴史
道後温泉は『日本書紀』や『伊予国風土記』に登場する“日本最古の温泉”。
古代には舒明天皇や聖徳太子が訪れたとされ、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台としても知られています。
シンボルの「道後温泉本館」は1894年に建築された木造建築で、国の重要文化財。2024年に保存修理が完了し、今も現役の公衆浴場として営業しています。
「千年以上の時を超えて受け継がれる湯に浸かる」――まさに歴史と文化に包まれる体験です。
泉質レビュー:アルカリ性単純泉
道後温泉の湯は無色透明でクセがなく、万人に愛される泉質です。
- 泉質:アルカリ性単純泉
- 浴感:やわらかくさらりとした肌触り。長湯にも適している。
- 効能:神経痛、リウマチ、疲労回復、美肌効果
初めて温泉に入る人や子どもでも安心して楽しめる“やさしい湯”。
👉 実際の入浴体験は[道後温泉 レビュー編|日本最古の名湯と愛媛グルメに浸る旅]をご覧ください。
道後温泉街歩き・観光おすすめスポット
- 道後温泉本館:木造三層楼の公衆浴場。道後の象徴。
- 道後ハイカラ通り:温泉本館前に広がる商店街。土産物や食べ歩きに最適。
- 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉:飛鳥時代の建築様式を再現した新名所。
- 松山城:現存12天守の一つ。城下町松山を一望できる。
- 坊っちゃんカラクリ時計:漱石の世界観を再現する人気フォトスポット。


道後温泉のご当地グルメ
- 鯛めし:愛媛の郷土料理。松山風は炊き込みご飯、宇和島風は鯛の刺身を卵醤油に絡めてご飯にのせる。
- じゃこ天:小魚を骨ごとすり潰して揚げた練り物。温泉街の食べ歩きにも最適。
- みかんスイーツ:愛媛特産みかんを使ったゼリーやソフトクリーム。
- 鍋焼きうどん:松山のB級グルメ。アルミ鍋で提供され、甘めの出汁が特徴。
- 伊予牛:地元ブランド牛。ステーキやしゃぶしゃぶで贅沢に。


道後温泉のおすすめ旅館・ホテル
- ふなや:創業390年。多くの文人墨客に愛された老舗旅館。
- 道後館:和モダン建築で人気の高級旅館。
- 茶玻瑠:展望露天風呂と地元食材の料理が評判。
- ホテル椿館:夏目漱石や正岡子規ゆかりの宿。大浴場が充実。
- オーベルジュ道後:フレンチと温泉を融合させた新しいスタイル。
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道後温泉モデルコース(1泊2日)
1日目
- 午前:伊予鉄道または松山空港から市内へ
- 観光①(交通都市):松山城を散策
- 昼食(グルメ①):松山で鯛めし(松山風 or 宇和島風)
- 午後:道後温泉到着 → 本館入浴・ハイカラ通り散策
- 観光②(温泉地):飛鳥乃湯泉で湯浴み体験
- 夕方:宿にチェックイン → 温泉入浴
- 夕食(グルメ②):旅館で伊予牛や郷土料理会席
2日目
- 早朝:宿の露天風呂で朝湯
- 朝食:愛媛みかんジュース付き和朝食
- 午前:坊っちゃんカラクリ時計を見学、商店街で土産探し
- 観光③(近郊スポット):松山市内めぐり(坂の上の雲ミュージアムや石手寺)
- 昼食(グルメ③):松山で鍋焼きうどん or じゃこ天定食
- 午後:松山空港へ移動、帰路または次の目的地へ
👉 「松山城(交通都市)+道後温泉(温泉地)+松山市内(近郊観光地)」を組み合わせれば、文化・歴史・食をバランスよく網羅できます。
道後温泉FAQ(よくある質問)
- アクセス:松山空港からバスで約30分。松山市中心部から伊予鉄道で約20分。
- ベストシーズン:通年楽しめるが、春の桜と秋の紅葉が特に人気。
- 日帰り入浴:道後温泉本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯などで可能。
- 子連れ旅行:ハイカラ通りで食べ歩きや土産探しが楽しめる。
- カップル旅行:老舗旅館で非日常の滞在がおすすめ。
- 所要日数:1泊2日で十分。2泊なら内子町やしまなみ海道と組み合わせたい。
まとめと関連リンク
道後温泉は――
- 日本最古の温泉としての歴史と文化
- 無色透明で万人向けのアルカリ性単純泉
- 鯛めしやじゃこ天、みかんスイーツなど愛媛グルメ
- 文人墨客に愛された老舗旅館からモダンホテルまで多彩な宿泊施設
「歴史と文学が息づく街で、湯と文化を味わい尽くす」――それが道後温泉の旅の魅力です。
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