前回の「旅のしおり編」では、どんな順路なら草津温泉を効率よく楽しめるかを、タイムテーブル付きでご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際に旅で出会った感動や情景を追体験していただくことを目的としています。
この記事を読めば――
- 湯畑ライトアップとクリスマスイブの幻想風景
- 冬の街歩きで出会う温泉まんじゅうや西の河原公園の魅力
- 十二屋旅館で過ごす宿泊体験と温泉の心地よさ
これらを五感とともに共有でき、「自分も草津に行ってみたい!」という気持ちが自然と膨らむはずです。
👉 行程全体を知りたい方は、まず【草津温泉 旅のしおり編】をご覧ください。
草津温泉の歴史と逸話
草津温泉は、日本三名泉のひとつに数えられ、古くは源頼朝や徳川将軍家も利用したと伝わります。
強酸性の泉質は「恋の病以外には効かない」と言われるほどの効能を誇り、江戸時代から湯治場として繁栄しました。
感想:湯けむりに包まれる街を歩いていると、数百年も前の人々も同じように湯に癒やされていたのだろうと考え、歴史の流れと自分が重なるような不思議な感覚を覚えました。

湯畑ライトアップとクリスマスイブの幻想風景
夜の湯畑は昼間とは別世界。湯けむりがライトに照らされ、湯の流れが金色や青白く輝きます。
ちょうどクリスマスイブだったこの日は、湯畑近くに大きなクリスマスツリーが設置されており、和の温泉街と洋の華やぎが見事に共存していました。
感想:寒さで吐く息が白く広がる中、ライトアップされた湯畑とツリーを眺めていると「今だけの特別な景色に立ち会えた」という感動で胸が熱くなりました。カップルや家族連れの笑顔も印象的で、草津の夜はどこか温かい空気に包まれていました。



泉質レビュー:草津の名湯
草津の湯は強酸性硫黄泉。殺菌力が強く、肌を清潔に保つと同時に、湯上がりの爽快感が格別です。
湯畑源泉や西の河原源泉など、源泉によっても香りや肌触りが微妙に異なるのが草津ならでは。
感想:最初はピリッと肌に刺激を感じましたが、次第に体がぽかぽかと芯まで温まり、外に出ても長時間その余韻が続きました。「日本三名泉」と呼ばれる所以を、湯そのものが物語っていました。
ご当地グルメレビュー
感動の一品:十二屋旅館の「もち豚の豆乳鍋」
白濁した豆乳スープに、柔らかなもち豚の旨味が溶け込み、心まで優しく包まれるような味わい。冬の寒さで冷えた体に、じんわり染み渡りました。
感想:ひと口すすった瞬間、ほっと息がこぼれました。湯上がりの体にちょうどいいやさしさで、「またこの季節に草津を訪れたい」と思わせてくれる一品でした。

温泉まんじゅう
街歩きで食べた温泉まんじゅうは、蒸したてのふかふか生地とあんこの甘さが絶妙。寒空の下、湯けむりを背景に頬張ると格別でした。
三國屋の蕎麦と肉握り
蕎麦は喉ごし良く、シンプルな中に力強さを感じました。肉握りはとろける旨味で「ここに来てよかった」と思えるご当地グルメでした。



街歩きと観光スポット
西の河原公園
広い敷地に点在する露天の湯だまりから湯けむりが上がり、自然の中で温泉が息づいているのを実感できます。
感想:雪をまとった岩肌から立ちのぼる湯けむりは幻想的で、「自然と温泉が共生する姿」を目の当たりにした気分でした。

宿泊レビュー:十二屋旅館
歴史と由緒
十二屋旅館は、江戸時代から湯畑のすぐそばで旅人を迎えてきた由緒ある宿。草津の中心にありながら、落ち着いた和の雰囲気を守り続けています。湯畑に最も近い宿のひとつとして、古くから「湯治」と「観光」の拠点となってきました。
温泉
館内のお風呂は草津特有の強酸性硫黄泉。湯畑源泉を引き入れた湯は鮮度が高く、体がすっきり軽くなる感覚を覚えました。
料理
夕食の豆乳鍋をはじめ、地元食材を使った家庭的な料理が並びました。派手さはないものの、一品一品に「体をいたわる優しさ」が込められているようでした。朝食もバランスの良いメニューになっており、すがすがしい朝にぴったりの食事でした。

部屋
湯畑の近くにありながら静かな和室。窓からはライトアップされた街並みの一部も望め、非日常感を味わえました。
📝 まとめ|草津温泉のおすすめポイント
- 湯畑ライトアップとクリスマスツリーの幻想的な風景
- 強酸性硫黄泉の効能を実感できる草津の湯
- もち豚の豆乳鍋や温泉まんじゅう、肉握りといった多彩なご当地グルメ
- 歴史ある十二屋旅館で味わう伝統と安らぎ
草津温泉は、伝統と季節感が重なり合う日本屈指の名湯。
特に冬の旅は、雪と湯けむり、光が織りなす情景が心に深く残ります。
👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。今回の旅で印象に残った「湯畑ライトアップと冬の情景」をモチーフに、草津温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!
インスタグラムにも旅行の写真を掲載してみます。ご覧いただけたら嬉しいです。
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