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十津川温泉完全ガイド|日本初の源泉かけ流し宣言・秘境の自然・熊野古道と郷土グルメを徹底紹介

深い山々に抱かれ、川霧が立ちのぼる谷あいの温泉郷。
奈良県南部、紀伊半島の奥地に位置する「十津川温泉」は、“日本一の秘湯村”として知られています。

全旅館が源泉かけ流しという稀有な温泉地で、渓谷を眺めながら入る湯は格別。
この記事では、十津川温泉の歴史や泉質、観光スポット、郷土グルメ、宿泊、そして1泊2日のモデルコースまでを詳しくご紹介します。
読めば「十津川温泉のすべて」がイメージでき、旅の計画がぐっと具体化するはずです。


十津川温泉の魅力と歴史

十津川温泉は、古くから熊野詣や修験道の行者たちに癒しを与えてきた山里の湯。
明治期の水害で移住した十津川郷民が北海道の“新十津川町”を拓いたことでも知られ、
「人と自然が共に生きる村」として今も独自の文化が息づいています。

村内には「十津川温泉」「湯泉地温泉」「上湯温泉」の三湯があり、
それぞれ異なる泉質と雰囲気を楽しめます。
2004年には全国で初めて“全旅館源泉かけ流し宣言”を行い、湯の鮮度にこだわり続けています。


泉質レビュー:源泉かけ流しの硫黄泉

  • 泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性)
  • 浴感:やわらかく、肌を包み込むような湯ざわり。
  • 効能:神経痛、関節痛、冷え性、疲労回復、美肌効果

湯口からは硫黄の香りがふんわりと漂い、湯船に浸かると体の芯まで温まります。
渓谷沿いの露天風呂では、清流のせせらぎと鳥の声がBGM――まさに“自然と一体化する湯浴み”。
👉 実際の入浴体験は[十津川温泉 レビュー編|星降る渓谷と“源泉かけ流し宣言の村”で味わう静寂の湯]をご覧ください。


十津川温泉街歩き・観光おすすめスポット

  • 谷瀬の吊り橋:高さ54m、長さ297mの日本有数の吊り橋。スリルと絶景が楽しめる。
  • 熊野古道 小辺路:世界遺産に登録された参詣道。聖地・熊野本宮大社へ続く。
  • 果無集落(はてなししゅうらく):日本の原風景が残る高台の集落。
  • 滝の湯(共同浴場):地元の人も通う名湯。源泉かけ流しでリーズナブル。
  • 瀞峡(どろきょう):奇岩とエメラルドグリーンの渓谷美。ウォータージェット船が人気。
  • 上湯温泉:自然の中に佇む秘湯。十津川郷の中でも特に野趣豊か。

十津川温泉のご当地グルメ

山深い十津川では、川魚や山菜など、自然の恵みを活かした素朴な郷土料理が中心です。

  • あまご・アユの塩焼き:清流で育った川魚を炭火で香ばしく。
  • めはり寿司:高菜の葉でご飯を包んだ郷土食。熊野古道の携帯食として親しまれる。
  • 猪鍋・鹿肉料理:冬の名物。ジビエが味わえる山里ならではの逸品。
  • 山菜料理:春にはわらび・ぜんまい・タラの芽など旬の味覚が並ぶ。
  • 柚子みそ田楽:地元味噌と柚子の香りが調和。温泉街の茶屋でも人気。

👉 提供例:十津川温泉郷内の食事処や旅館の夕食、果無集落の茶屋など。


十津川温泉のおすすめ旅館・ホテル

  • ホテル昴:渓流沿いに建つ十津川温泉の代表宿。露天風呂やプールも完備。
  • 湯泉地温泉 滝の湯:歴史ある共同浴場。硫黄の香りと地元情緒を楽しめる。
  • 上湯温泉 神湯荘:渓流沿いの秘湯宿。自然の音に包まれる露天風呂が名物。
  • 静響の宿 山水:全室リバービュー。静かな時間を楽しみたい人におすすめ。
  • 十津川荘:山里の家庭的な宿。心のこもった手料理が人気。

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十津川温泉モデルコース(1泊2日)

1日目

  • 午前:大阪・天王寺から近鉄特急 → 五条駅(約1時間半)
  • 観光①(交通都市):五條新町の古い町並み散策
  • 昼食(グルメ①):五條の郷土料理「柿の葉寿司」ランチ
  • 午後:車で十津川温泉へ(約2時間半)
  • 観光②(温泉地):谷瀬の吊り橋 → 旅館チェックイン
  • 夕方:温泉入浴・渓谷の夕景を満喫
  • 夕食(グルメ②):宿であまご塩焼き・猪鍋・山菜料理

2日目

  • 早朝:上湯温泉で朝湯
  • 朝食:宿で山里の和朝食(めはり寿司付き)
  • 午前:果無集落・熊野古道小辺路を散策
  • 昼食(グルメ③):熊野本宮周辺で郷土料理ランチ
  • 午後:新宮または五條方面へ帰路

👉 「五條(交通都市)+十津川温泉(温泉地)+熊野古道(近郊観光地)」を組み合わせれば、
歴史・自然・癒しをバランスよく味わう“紀伊の秘境旅”が完成します。


十津川温泉FAQ(よくある質問)

  • アクセス:公共交通は少ないため、車またはレンタカー利用がおすすめ。近鉄五条駅・新宮駅から路線バスあり。
  • ベストシーズン:春の新緑、秋の紅葉、冬の雪見風呂。四季折々に魅力あり。
  • 日帰り入浴:「滝の湯」や「湯泉地温泉」で可能。
  • 子連れ旅行:自然体験や釣りが楽しめる。
  • カップル旅行:静寂と星空に包まれるロマンチックな滞在。
  • 所要日数:1泊2日で十分。2泊なら熊野本宮・瀞峡まで足を延ばして。

まとめと関連リンク

十津川温泉は――

  • 全旅館が源泉かけ流しの“日本初の宣言温泉地”
  • 熊野古道と修験の歴史を感じる秘境の地
  • 山と川の恵みが生きた素朴な郷土料理
  • 渓谷美・星空・静寂に癒される大自然の宿泊体験

「自然と人が共に生きる村で、湯と心がほどけていく」――
それが、十津川温泉の旅の本質です。

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noteにて「アーキビストブロガーの哲学と実践」を執筆中。

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