前回の「旅のしおり編」では、どんな行程なら乳頭温泉の湯めぐりと秋田グルメを効率的に楽しめるかをご紹介しました。
一方、この「レビュー編」では、実際に湯けむりの中で体験した感動や情景を追体験していただくことを目的としています。
この記事を読めば――
- 湯めぐり帳を片手に歩く秘湯めぐりの魅力
- 廃校を改装した大釜温泉旅館で過ごす一夜の特別感
- 稲庭うどんやきりたんぽ鍋といった秋田の味覚
これらを五感とともに共有でき、「自分も湯めぐりをしてみたい!」という気持ちが自然に膨らむはずです。
👉 行程全体を知りたい方は、まず【乳頭温泉 旅のしおり編】をご覧ください。
乳頭温泉郷 七湯の泉質
- 鶴の湯温泉
泉質:含硫黄-ナトリウム-カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
白濁した硫黄泉。保温効果が高く、肌にしっとり感を残す。 - 黒湯温泉
泉質:酸性-含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉
白濁の硫黄泉。強い酸性で殺菌作用があり、肌を引き締める。 - 妙乃湯温泉
泉質:
・金の湯 → 含鉄-ナトリウム-塩化物泉(鉄分豊富で体を芯から温める)
・銀の湯 → 単純酸性泉(柔らかめで肌にやさしい) - 蟹場温泉
泉質:単純硫黄泉(微かに白濁)。やさしい硫黄の香りが漂い、体を芯から温める。 - 孫六温泉
泉質:単純硫黄泉・炭酸水素塩泉・酸性泉など複数源泉あり。湯ごとに色・香りが異なる。 - 大釜温泉
泉質:酸性・含ヒ素-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
白濁の湯でやや刺激あり。殺菌作用が強く湯治向き。 - 休暇村乳頭温泉郷
泉質:単純硫黄泉(微白濁)。クセが少なく入りやすいが、硫黄泉の香りはしっかり。
乳頭温泉郷は古くから湯治文化の拠点として親しまれ、今も「湯めぐり帳」を使えば七湯を巡ることができます。
1年間有効のこのパスで、これだけ多彩な泉質をひとつの山中で体験できるのは全国でも稀有。
感想:宿ごとに泉質が変わるたび、まるで別の温泉地に来たような驚きがありました。「次はどんな湯に出会えるのだろう」と心が弾み、気づけば「全制覇したい!」と思わせてくれる。まさに秘湯のテーマパークでした。

泉質レビューと湯めぐり体験
蟹場温泉
林に囲まれた素朴な木造宿。川のせせらぎが聞こえる露天風呂は、まるで森に溶け込むよう。
感想:一面雪景色の中で、時間を忘れて身を委ねました。自然と一体化する贅沢を実感しました。露天風呂へ続く細道も秘密基地に向かっているようでわくわくしました。雪に囲まれた露天風呂は人生で一度は味わいたい最高の贅沢ですね。

休暇村乳頭温泉郷
広々とした大浴場と眺望が魅力。乳頭連山を見渡しながらの入浴は、心の奥まで風が吹き抜けるようでした。
感想:湯と風と景色が溶け合い、体が軽くなるような爽快さ。日常の疲れが一気に流れ落ちていく瞬間でした。

ご当地グルメレビュー
感動の一品:稲庭うどん(田沢湖「みちのく」)
細打ちでつるんとした喉ごし。冷たい水で締めた麺の透明感にまず惹かれ、一口すすれば強いコシと上品な香りが広がります。
感想:最初のひと口で「秋田に来た!」と実感。シンプルながら奥深く、旅の始まりにふさわしい一皿でした。
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大釜温泉旅館の夕食:きりたんぽ鍋
比内地鶏の旨味をたっぷり吸い込んだきりたんぽと、きのこや山菜の豊かな香り。鍋を囲むだけで心も体も温まりました。
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感想:湯上がりの身体に熱々のきりたんぽが沁みていく瞬間、「秋田の冬の知恵がここにある」と感じました。

大釜温泉旅館の夕食:山の幸
派手さはないが、非常に心のこもった料理が印象的でした。一つひとつが味わい深く、素晴らしい温泉を堪能した後は、こういう料理が体に染みて良いなと思わせてくれました。特にしいたけは絶品でした!

宿泊レビュー:大釜温泉旅館
歴史と由緒
かつての木造校舎を改装したユニークな宿。廊下や階段には当時の面影が残り、タイムスリップしたような懐かしさが漂います。



温泉
泉質は 酸性・含ヒ素-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
白濁した湯は肌触りが柔らかい一方、酸性特有の刺激も感じられ、体が引き締まるよう。岩に囲まれた露天風呂は素朴ながら秘湯感にあふれています。
料理
夕食はきりたんぽ鍋を中心に、山菜やきのこなど地元食材が並ぶ。滋味深く素朴な味わいでした。

部屋
木造校舎そのままの客室は、床のきしみや木の香りが心地よく、非日常と懐かしさが同居する空間。
感想:廊下を歩けば木がきしみ、夜は窓の外の山の影に包まれる。まるで子ども時代に戻ったような懐かしさと、秘湯ならではの静けさ。ここで過ごす一夜は、他では得られない特別な思い出になりました。
まとめ|乳頭温泉のおすすめポイント
- 七湯それぞれの個性と泉質を楽しめる稀有な温泉郷
- 湯めぐり帳でめぐる秘湯ラリーの高揚感
- 稲庭うどん、きりたんぽ鍋、比内地鶏といった秋田グルメ
- 廃校を活かした大釜温泉旅館での特別な宿泊体験
乳頭温泉は「温泉好きの憧れ」と呼ばれるにふさわしい、湯・自然・食・宿すべてが揃った秘湯のテーマパークでした。
湯めぐり帳は1年間有効。次回は七湯すべてを制覇するため、必ず再訪したいと思います。
👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。今回特に印象に残った「成分の濃い温泉」をモチーフに、乳頭温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!
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