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こんぴら温泉 レビュー編 ~石段街の風情と紅梅亭で味わう讃岐のやすらぎ~

はじめに

「祈りの階段を登り、湯けむりの中で心がほどけていく。」

四国・香川のこんぴら温泉は、“金刀比羅宮のおひざもと”として、信仰と癒しが融合する特別な場所です。
参道の賑わい、瀬戸内の恵み、そして紅梅亭の湯――。どれもが旅人の心にやさしく寄り添います。

前回の 👉 旅のしおり編|こんぴら温泉 では、岡山から琴平へと向かう1泊2日のルートをご紹介しました。
本記事では、実際に歩き、味わい、泊まったからこそ分かる「こんぴら温泉の心地よさ」を、五感でお届けします。


こんぴら温泉の歴史と逸話

金刀比羅宮の門前町として栄えたこんぴら温泉郷。
江戸時代、海の守り神「金毘羅さん」を目指して全国から参拝客が訪れ、その疲れを癒すために湧いたのがこの湯と伝えられています。

石段街の両側には、今も旅館や土産屋が並び、当時の活気がそのまま残るよう。
夜には行灯が灯り、風に乗って漂うお香の香りが、旅人をやさしく包みます。

🌿 感想
琴平駅に降り立った瞬間、空気がふっとやわらかく変わりました。
石段街の途中から聞こえる笑い声、射的の音、参拝客の息づかい。
「旅が祈りに変わる」とは、まさにこのこと。
心の奥が静かに澄んでいくようでした。


泉質レビュー:肌にやさしいアルカリ性単純泉

こんぴら温泉の湯は、アルカリ性単純泉
無色透明でやわらかな肌ざわりが特徴で、入浴後はすべすべ感が長く続きます。
古来より“疲労回復と美肌の湯”として知られ、長旅の身体をゆっくりと癒してくれます。

感想:
夕方、紅梅亭の露天風呂に浸かると、ほんのり硫黄の香りとともに、秋風が湯けむりを撫でていきました。
お湯はなめらかで肌に吸い付くよう。
遠くで虫の声が響き、空が茜色から藍色へと変わる――その移ろいを眺めながら、
「今日という日を締めくくるのに、これ以上の場所はない」と感じました。


ご当地グルメレビュー

感動の一品①:岡山「お好み焼き花門S」のかきおこ&えび飯

旅の始まりに立ち寄った岡山の人気店。
ぷりぷりの牡蠣をたっぷり使った“かきおこ”は、ソースの香ばしさと海の旨みが重なり合う贅沢な一枚。
一方、甘辛いタレを絡めた“えび飯”は、岡山独自のB級グルメとして人気です。

感想:
鉄板の上で焼ける音とソースの香りに、思わず笑みがこぼれました。
牡蠣の濃厚さにご飯の甘辛さが重なり、「もう一皿頼みたい」と思わせる満足度。
旅の序盤から“岡山の底力”を感じた瞬間でした。


感動の一品②:こんぴらうどん工場店の讃岐うどん

参道から少し歩いた先にある、香川の名店。
職人が打ちたてる麺は太くコシが強く、いりこ出汁がふわりと香る王道の讃岐うどんです。

感想:
一口目で、歯ごたえの力強さと出汁のやさしさが一体となり、
「これぞ本場の味」と頷きました。
素朴で飾らないのに、なぜか忘れられない。
“香川の魂”を感じる一杯でした。


宿泊レビュー:こんぴら温泉「紅梅亭」

歴史と由緒

金刀比羅宮の参道近くに佇む老舗旅館「紅梅亭」。
明治期創業以来、“お参りの宿”として文化人や参拝客に愛されてきました。
数寄屋造りの館内には、竹や欄間の細工が美しく、和の静寂が息づいています。

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温泉

自家源泉を持ち、内湯・露天風呂・貸切風呂と多彩な湯めぐりが楽しめます。
特に露天風呂では、こんぴらの山並みと琴平の町灯りを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

感想:
夜、湯面に映る月の光を眺めながら浸かる露天風呂は、まるで時間が止まったよう。
風が通り抜けるたびに湯けむりが揺れ、
「神の町の湯」という言葉が自然と頭をよぎりました。

料理

夕食は瀬戸内の魚介と讃岐牛を中心とした会席。
旬魚の造り、鯛の兜煮、讃岐牛のステーキなど、どれも素材の力を引き出した逸品揃いです。

🍶 感想
ひと皿ごとに料理人の丁寧な手仕事が伝わり、
「日本料理って、静かな芸術だな」と思いました。
瀬戸内の塩気、牛の旨み、出汁の香り。
この調和が、まさに“紅梅亭の真髄”です。

部屋

和の落ち着きを感じる客室からは、琴平の街並みが一望。
障子越しの光がやわらかく、朝は鳥の声で目が覚めます。
“旅の静けさ”という言葉を実感できる、心地よい空間でした。


まとめ|こんぴら温泉のおすすめポイント

  • “こんぴら参り”の伝統が息づく門前温泉
  • なめらかなアルカリ性単純泉と、紅梅亭の上質な湯処
  • 岡山~琴平間で味わう、ご当地グルメの多彩さ
  • 讃岐の風情と人情を感じる、心あたたまる旅時間

こんぴら温泉は、**“祈りと癒しが交わる温泉地”**でした。
石段街の喧騒のあとに待っている静かな湯――
その落差こそが、旅の醍醐味。
お湯に浸かりながら、遠くに金刀比羅宮を思う時間は、まるで神様と対話しているようでした。

👉 次回は【温泉キャラ図鑑編】。
今回の旅で特に印象に残った「石段街と湯けむり、そして讃岐うどん」をモチーフに、
こんぴら温泉のキャラクターを創作してみます。どうぞお楽しみに!


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